東京株式(寄り付き)=様子見ムード拭えず続落、下値では押し目買いも
9日の東京株式市場は売り先行、寄り付きの日経平均株価は前営業日比109円安の2万1492円と続落。
前日の米国株市場ではNYダウが小反発したものの、ナスダック総合指数は下値模索が続くなど引き続き手控えムードが拭えない状況で、東京市場でもリスク回避の売りが優勢。米国は中国製品への制裁関税引き上げを10日に実施する方針を正式に発表しており、米中摩擦への懸念が上値を押さえる状況にある。きょうからワシントンで始まる米中閣僚級会議の進展に期待はあるものの、為替やアジア株市場の動向を横目に不安定な地合いが想定される。ただ、日経平均は大型連休明けからの2営業日で650円以上の下げをみせており、下値では主力株中心に押し目買いの動きも予想される。
寄り付き時点で業種別では33業種中、値上がりは情報通信、医薬品、不動産、サービスの4業種。一方、値下がりで目立つのは建設、電力ガス、水産など。
出所:minkabuPRESS 株式情報
執筆者 : MINKABU PRESS
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