GEが上昇 産業分野での現金喪失が予想下回る=米国株個別
GEが上昇。1-3月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。カルプCEOのもとでの再生の努力が実りつつあるようで、懸念されていた流動性については、産業分野での現金喪失が12.2億ドルと予想の29億ドルを下回った。
カルプCEOは声明で「1-3月期決算は期待以上だった」と述べている。同社は来年の産業分野でのキャッシュフローは回復を見込んでいる。
今回の現金に関するパフォーマンスは、減価償却ならびに、その他の償却に絡んだフリーキャッシュフローの大幅増により支えられた。それは、在庫拡大及び電力と再生可能エネルギー事業の運転資本に関連した19億ドルの支出を一部相殺した。
航空機部門の売上高が12%増加となった。しかし、墜落事故を起こしたボーイング737MAXの影響が新たなリスクとして発生している。一方、電力部門については22%の減収と不振が続いており、同社の足かせとなっている。
なお、2019年の通期見通しは据え置き。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.14ドル(予想:0.09ドル)
・売上高:273億ドル(予想:271億ドル)
航空機:79.5億ドル
電力:56.6億ドル
再生可能エネルギー:16億ドル
石油・ガス:56.2億ドル
ヘルスケア:46.8億ドル
・受注高:262億ドル
・受注残:3742億ドル
(NY時間10:15)
GE 10.24(+0.51 +5.24%)
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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