東京株式(寄り付き)=米株安と円高進行を受け反落のスタート
26日寄り付きの東京株式市場は売り優勢で、日経平均株価は前日比140円安の2万2167円で反落のスタートとなっている。
前日の米株式市場でNYダウ平均株価が続落したことや、外国為替市場での円高・ドル安進行を嫌気して東京株式市場は売りが優勢となっている。また、前日の米株式市場で、主な半導体関連銘柄で構成される米フィラデルフィア半導体指数(SOX)が1.8%下落していることを受け、東京株式市場の半導体関連銘柄にも売り圧力が強まっている。午前9時時点の東京外国為替市場では、1ドル=111円50銭近辺での推移となっている。
25日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比134.97ドル安の2万6462.08ドルと続落した。この日発表されたスリーエムの決算内容が市場予想に達しなかったことから、同社株は急落。NYダウも影響を受け一時、280ドル超の下落となった。ただ、IT主力株などが底堅く、売り一巡後は下げ幅を縮小した。半導体のザイリンクスが値を下げたほか、ベライゾン・コミュニケーションズやインテル、キャタピラーが安い。半面、マイクロソフトやメルク、ボーイングが高く、アマゾン・ドット・コムやフェイスブックも値を上げた。ナスダック総合株価指数は、同16.667ポイント高の8118.682と反発した。
寄り付き時点で業種別では、値下がりで目立つのは石油・石炭、証券商品先物、その他製造、非鉄、電機、保険、パルプ・紙、機械、化学などとなっている。一方、値上がりは医薬品の1業種となっている。
出所:minkabuPRESS 株式情報
執筆者 : MINKABU PRESS
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