ドル円は112円手前での振幅が続く 日銀に対する反応は限定的か=NY為替
NY時間の終盤に入ってもドル円は112円手前での振幅が続いている。きょうはイースター休暇で欧州勢が休みの中、市場参加者も少なく動意薄の展開が続いている。ドル円は112円の上値抵抗が強まっているようだが、重くはなさそうで、きっかけ次第では再び回復も十分にあり得る。
米企業決算を受けた株式市場の動向や米GDP、そして、日銀決定会合あたりが今週は材料視されそうだ。日銀だが、今回は政策変更はないものと予想されている。ただ、展望レポートなどで追加緩和への布石を打って来るとの見方もあるようだ。次の行動は緩和との見方は多い。
ただ、日銀に残された手段も少なくなっており、年内に追加緩和を実施したとしても、相場へのインパクトは限定的の可能性も想定される。期待とは裏腹に、日銀に対する相場の反応は、いまのところ限定的だ。
USD/JPY 111.94
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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