米長期債利回りは昨日の水準から少し戻すも、低下傾向は継続=NY債券概況
今月に入って利回り低下が目立つ米長期債。今後の利下げ見通しなどが利回りの低下につながっており、3カ月物と10年債の利回りが逆転する逆イールド状態も継続している。
昨日のNY市場で2017年以来の低水準である2.3754%まで下げた10年債利回りは、少し戻して2.41%付近で始まり、いったんは2.45%超えまで上昇する展開に。もっとも、その後は再び利回りの低下(債券価格の上昇)が目立つ展開となり、NY市場夕方には2.40%を付ける動きも。引けにかけて少し戻しているが、水準的には低め。
米国債利回り(NY時間16:55)
2年債 2.266(+0.025)
10年債 2.423(+0.025)
30年債 2.872(+0.011)
期待インフレ率 1.864(-0.004)
※期待インフレ率は10年債で算出
各国10年債
ドイツ -0.015(+0.013)
英 国 1.007(+0.021)
カナダ 1.574(+0.025)
豪 州 1.825(+0.045)
日 本 -0.065(+0.019)
執筆者 : MINKABU PRESS
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