ブッキングが見通し嫌気し大幅安=米国株個別
オンライン旅行のブッキングが午後になっても売りが続いており大幅安となっている。10-12月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、1-3月期の利益見通しが予想を大きく下回っていることが嫌気されている。今回の決算を受けてアナリストからの投資判断引き下げも相次いだ。
宿泊の予約が6~8%減を見込んでおり、欧州経済の減速を示唆している。英EU離脱の影響で、パスポートやポンド安が英旅行者のモメンタムを低下させた面もあるようだ。市場からは以前よりも着実な進展が見られないとの評価も出ている模様。
なお、通期の利益見通しは2桁台前半を見込んでいる。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):22.49ドル(予想:19.39ドル)
・売上高:32.1億ドル(予想:32.2億ドル)
・EBITDA(調整後):12.6億ドル(予想:12.2億ドル)
・全体の旅行予約:9%増
(1-3月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):10.90~11.20ドル(予想:12.88ドル)
・EBITDA(調整後):6.8億~7億ドル(予想:8.4億ドル)
・宿泊予約:6~8%増
・全体の旅行予約:1%減~1%増
(NY時間15:07)
ブッキング 1701.00(-205.00 -10.76%)
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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