東京株式(大引け)=381円高、米株大幅高を受けリスクオン一色の展開に
週明け18日の東京株式市場は、日経平均株価が急反騰した。前週末の米国株市場でNYダウが440ドル超上昇をしたことを引き継いで広範囲に買い戻された。
大引けの日経平均株価は前週末比381円22銭高の2万1281円85銭と急反発。東証1部の売買高概算は11億9024万株、売買代金概算は2兆425億円。値上がり銘柄数は1908、対して値下がり銘柄数は180、変わらずは41銘柄だった。
米中貿易協議が進展することへの期待や好調な米経済指標を受け前週末の米国株市場でNYダウが440ドル以上の大幅高、これを受けてきょうの東京市場では主力株をはじめ幅広い銘柄に買いが流入した。日経平均は2万1000円台を大きく回復し、一時400円を超える上昇をみせる場面もあった。中国・上海株が大幅高となったのをはじめアジア株市場が軒並み上値を追ったことも投資マインドの改善を後押しした。業種別では33業種全面高、原油市況の上昇を受け石油セクターが人気だったほか、証券や銀行など金融株にもリターン・リバーサルの買いが観測された。また、値上がり銘柄数は1900を上回り、東証1部全体の9割の銘柄が上昇する買い気の強い地合いだった。ただ、今晩の米株市場が休場となることもあって外国人の参戦が限られ、売買代金はかろうじて2兆円を上回ったものの低水準だった。
個別では、任天堂<7974>が高く、ファーストリテイリング<9983>も大きく買われた。ブリヂストン<5108>が活況高となり、国際石油開発帝石<1605>、JXTGホールディングス<5020>など原油関連株が上昇した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>など銀行株も堅調。双信電機<6938>がストップ高に買われ、市光工業<7244>、ダブル・スコープ<6619>が急伸、シャープ<6753>も物色人気となった。CAC Holdings<4725>も値を上げた。
半面、マイネット<3928>が値下がり率トップに売り込まれ、レオパレス21<8848>も大商いのなか、株価は下値模索が続いた。ジャパンベストレスキューシステム<2453>、ブレインパッド<3655>が大きく値を下げたほか、ソースネクスト<4344>も安い。じげん<3679>、NISSHA<7915>なども大幅安。
出所:minkabuPRESS 株式情報
執筆者 : MINKABU PRESS
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