トゥイリオが大幅安 利益見通しに失望 投資優先の方針示唆=米国株個別
通信ソフトウェアのトゥイリオが商いを伴って大幅安。同銘柄は昨年からのベスト・パフォーマンス銘柄の一つだが、きょうは決算を受けて失望売りが膨らんでいる。10-12月期決算を発表しており、売上高は予想を上回ったものの、1株利益は予想と一致した。
市場は1-3月期と通期の利益見通しが弱かったことを特に嫌気しているようだ。ただ、売上高見通しは予想を上回っている。同社のローソンCEOは「弊社は利益を追求するのではなく、成長を最適化することが目標」と述べており、投資を行う絶好の機会との認識も示していた。今回の見通しはその意向を反映したものと見られる。
アナリストからも売上高見通しは目を見張るものがあるとの指摘も出ているが、きょうの市場は利益確定売りが優勢となっている模様。
なお、次世代型コンタクトセンター「トゥイリオ・Flex」について、「前四半期に発表以降、顧客の反応が非常に良い」と語っていた。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.04ドル(予想:0.04ドル)
・売上高:2.04億ドル(予想:1.84億ドル)
・12月末時点の顧客数:6万4286件
(1-3月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):0~0.01ドル(予想:0.02ドル)
・売上高:2.22~2.25億ドル(予想:1.92億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):0.08~0.11ドル(予想:0.17ドル)
・売上高:10.7~10.8億ドル(予想:8.64億ドル)
(NY時間15:19)
トゥイリオ 107.73(-7.56 -6.56%)
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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