ユーロ、金利市場のポジション動向も下落リスクに=NY為替
その後、ユーロドルは1.12ドル手前での推移が続いている。きょうの為替市場はドル高の動きが一服する中、ユーロドルは買い戻しが優勢となっている。ただ、上値は重くなっているようで、節目の1.12ドルを一時回復したものの、上値を抑えられている。フランスの動向が影を落としているようだ。
金利市場のポジション動向もユーロの下落リスクとなっているとの指摘も出ている。短期金融市場では、今後12カ月間にECBが3回近い利上げを実施することが織り込まれているが、こうした期待が維持されるのは難しいという。
最近のECB当局者の発言からは、金融政策を緩やかな引き締め領域まで引き上げることに留める意向がうかがえる。このため、市場の利上げ期待が後退し、ユーロ相場の重しとなる余地があるとしている。
さらに、4月の大統領選挙を控えたフランスの政治情勢も逆風。メランション氏とルペン氏の接戦となれば、財政見通しに対する懸念が一段と強まる可能性があるとも指摘。特に、メランション氏が中銀の保有するフランス国債の債務帳消しを提案していることが懸念材料となっている。この発言以降、フランスの財政悪化に対する警戒感が強まる中、ユーロドルで4%下落。
EUR/USD 1.1194 EUR/JPY 177.28 EUR/GBP 0.8449
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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