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ダウ平均は続落 半導体が買い戻されナスダックは上昇=米国株概況

株式 

NY株式8日(NY時間16:22)(日本時間05:22)
ダウ平均   50786.01(-80.77 -0.16%)
S&P500    7405.73(+21.99 +0.30%)
ナスダック   25929.66(+220.23 +0.86%)
CME日経平均先物 65760(大証終比:+1940 +2.96%)

 きょうのNY株式市場、ダウ平均は続落。序盤は反発して始まったものの戻り待ちの売りも多く、下げに転じている。ナスダックは反発。先週下落していた半導体株に買い戻しが入り一時大幅高となっていた。

 週末にイランとイスラエルに軍事衝突が発生したものの、イランが軍事作戦の終了を宣言したこともあり、安心感が広がった模様。トランプ大統領が脆弱な停戦維持を図った。95ドル台に上昇していた原油相場も一時90ドル台まで伸び悩んでいた。

 イランが日曜日に実施した攻撃は、ワシントンとテヘランの停戦維持に対する懸念を再燃。ミサイル攻撃は、イランのガリバフ国会議長が、米国による海上封鎖やレバノンに関する合意違反が停戦違反に当たると主張した後に行われた。その後、イラン外務省は、同国軍がイスラエルに対する軍事作戦を終了したと発表。ただし、イスラエルがレバノンへの攻撃を継続した場合は、さらなる攻撃の可能性を警告した。

 ストラテジストは「株式市場は自らの成功の犠牲者になりつつあるのかもしれない」と指摘。「米労働市場は持ち直したが、高止まりするインフレが最大の懸念として残っている」と述べた。さらに「3月安値以降、グロース株やモメンタム株はほぼすべての資産を上回るパフォーマンスを示してきた。しかし、高金利・高インフレ環境下で、通常期待される動きではなく、コスト圧力が高止まりすれば失望売りにさらされる可能性がある」と警告した。

 今週はインフレ指標の発表に加え、マスク氏率いるスペースXのIPOが金曜日に予定されており、投資家の注目が集まる。スペースXのIPOはウォール街史上最大級になるとみられ、AI関連銘柄の高バリュエーションが正当化されるかどうかを試す重要なイベントとなりそうだ。

 「過去の相場サイクルでは、大型IPOが過熱相場のピークを象徴することが多かった。そのため今回のIPOが投資家心理に何を示唆するのか、市場にはどこか気まずい沈黙がある」との指摘も出ている。

 一方、米大手証券のストラテジストは、先週の米株式市場の下落について「健全なリセット」だと主張。「今回の下落は半導体とメモリー関連株が主導。年初来の急騰に加え、ヘッジファンドやレバレッジ型上場投資信託(ETF)を中心にポジションが積み上がっていたことが重なった」と指摘。「強気相場が年末まで続くのであれば、調整は避けられず、結果的に健全なものだ」とも述べている。

 きょうはアップル<AAPL>が年次開発者会議(WWDC)2026を開催し、AIプラットフォーム「アップル・インテリジェンス」の次世代版を発表。ただ、市場の反応は冷静。投資家の間では「発表された機能の多くが過去に発表されたものの改良版で、革新的なサプライズは少なかった」との受け止めが広がっている模様。

 インテル<INTC>が大幅高。取引開始前にアルファベット<GOOG><GOOGL>傘下のグーグルが同社に対し、300万個超のTPU(テンソル・プロセッシング・ユニット)の発注を行ったと伝わった。

 暗号資産関連株が上昇。下落が続いていたビットコインに買い戻しが見られ、関連株にも買い戻しが出ている。特にストラテジー<MSTR>が上昇を牽引。ビットコインの購入を再開したことが伝わっている。

 イーライリリー<LLY>が上昇。米糖尿病学会(ADA)での同社の肥満症治療薬に関する発表が好感されている。

 半導体のマーベル・テクノロジー<MRVL>が反発。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが先週末に、同社株をS&P500の算出銘柄に採用すると発表した。

 バイオ医薬品のニューリックス・セラピューティクス<NRIX>が上昇。スイスのロシュが、既存治療が効かなくなった血液がん患者への新たな治療選択肢になる可能性があるとして、ニューリックスが開発中の血液がん治療薬の権利取得で最大23億ドルを支払う契約を締結した。

 コーニング<GLW>が上昇。アマゾン<AMZN>が、米国内のデータセンターインフラ向けに光ファイバー、光ケーブル、および接続ソリューションを供給する複数年・数十億ドル規模の契約を同社と締結したと発表した。

 レンタカーのエイビス・バジェット<CAR>が上昇。アナリストが投資判断を「中立」に引き上げ、目標株価を従来の140ドルから160ドルに引き上げた。現行よりは低い水準。

 ネットワーク機器のシエナ<CIEN>が下落。取引開始前に転換社債の発行計画を発表。2031年満期のシニア転換社債を適格機関投資家向けの私募形式で、総額20億ドル発行する。

 バイオ医薬品のアルデイラ・セラピューティクス<ALDX>が大幅高。ブレイディCEOが6月3日に自社株を25万株、41万8450ドル相当で取得した。

 ジーンズのラングラーやアウトドアのヘンリーハンセンなどのブランドを手掛けるコントゥール・ブランズ<KTB>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」でカバレッジを開始し、目標株価を90ドルに設定した。

マイクロン<MU> 949.28(+85.27 +9.87%)
インテル<INTC> 110.27(+11.10 +11.19%)
サンディスク<SNDK> 1642.00(+82.68 +5.30%)
ブロードコム<AVGO> 396.60(+10.87 +2.82%)

ストラテジー<MSTR> 127.20(+6.76 +5.61%)
コインベース<COIN> 162.11(+9.71 +6.37%)
MARA<MARA> 13.78(+1.46 +11.85%)
ライオット<RIOT> 25.69(+1.03 +4.18%)

マーベル<MRVL> 288.85(+25.38 +9.63%)
ニューリックス<NRIX> 15.64(+1.00 +6.83%)
アルデイラ<ALDX> 1.74(+0.11 +6.75%)
インテル<INTC> 110.27(+11.10 +11.19%)
シエナ<CIEN> 466.67(-21.54 -4.41%)
コーニング<GLW> 187.54(+9.96 +5.61%)
エイビス<CAR> 179.10(+2.31 +1.31%)
コントゥール<KTB> 72.25(+2.71 +3.90%)

アップル<AAPL> 301.54(-5.80 -1.89%)
マイクロソフト<MSFT> 411.74(-4.93 -1.18%)
アマゾン<AMZN> 245.22(-0.81 -0.33%)
アルファベットC<GOOG> 361.17(-4.37 -1.20%)
アルファベットA<GOOGL> 363.31(-5.00 -1.36%)
テスラ<TSLA> 408.95(+17.95 +4.59%)
メタ<META> 585.39(-7.61 -1.28%)
エヌビディア<NVDA> 208.64(+3.54 +1.73%)
AMD<AMD> 490.33(+23.95 +5.14%)
イーライリリー<LLY> 1149.15(+17.73 +1.57%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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