【通貨別まとめと見通し】、メキシコペソ円 高値圏での波乱含みな展開
【通貨別まとめと見通し】、メキシコペソ円 高値圏での波乱含みな展開
先週から昨日までのまとめ
メキシコペソ円は、一言で言えば「9円台定着に失敗し、ボラティリティが急増した一週間」であった。
動きの推移
週初~週中盤: 16日から18日にかけては堅調。19日未明には9.0347円の年初来高値圏を付け、9円台での推移が定着するかと思われた。
週後半: 19日午後から流れが急変。利益確定売りに加え、米国の経済指標を受けたリスクオフムードから急落。20日には8.84円台まで押し戻された。
週明け(23日): 非常に荒い値動きとなった。一時8.8291円まで下押しする局面があったものの、その後猛烈に買い戻され、一時は8.9440円まで急反発。高値圏での強気と弱気の攻防が激化している。
テクニカル分析
レジスタンス1:8.9440 - 8.9500円(23日の戻り高値・心理的節目)
レジスタンス2:9.0340円(3月19日の直近高値)
サポート1:8.8290 - 8.8340円(23日の安値・直近の防衛線)
サポート2:8.7800円(3月上旬の揉み合い水準)
RSI (14) 直近の8.88円付近において、時間足RSIは40%〜45%前後で推移。買われすぎ感(70%以上)は完全に解消され、むしろ短期的には売られやすい水準にある。反発にはエネルギーが必要な状態だ。
MACD MACDラインはゼロラインを下回り、シグナルラインとともに右肩下がりが続いている。**「デッドクロス」**の状態が継続しており、短期的には下落圧力が優勢であることを示している。ヒストグラムの収縮が見られるまで、安易な押し目買いはリスクが高い。
トレンド:日足・週足レベルでは依然として上昇トレンドの中にあるが、時間足ベースでは**「上昇一服、広めのレンジ形成」**に移行している。23日の長い下ヒゲは下値の硬さを示唆しているが、24日午後の現在は8.88円付近までじり安となっており、再度サポートを確認する動きだ。
今週のポイント:
【メインシナリオ】8.8円台死守による「底固め」から再浮上
高金利通貨としての魅力は依然として高く、23日の安値を割り込まない限り、押し目買いが優勢となるケース。
想定レンジ:8.8円割れによる調整局面の深化
日米欧の株価調整や、メキシコの経済指標悪化をきっかけにサポートラインを割り込むケース。
想定レンジ:8.70 - 8.95円
【対抗シナリオ】8.8円割れによる調整局面の深化
日米欧の株価調整や、メキシコの経済指標悪化をきっかけにサポートラインを割り込むケース。
展開: 23日の安値(8.829円付近)を明確に下抜けた場合、ストップロスを巻き込んで8.78円付近まで急落する可能性がある。この水準をも割り込むと、中長期的なトレンド転換を意識した「深い調整」に入り、8.70円付近までの下落が視野に入る。
今週の主な予定と結果
メキシコ
03/27 04:00 メキシコ中銀政策金利 (3月) 予想 6.75% 前回 7.0% (オーバーナイト・レート)
03/27 21:00 雇用統計 (2月) 予想 2.5% 前回 2.7% (失業率)
03/27 21:00 貿易収支 (2月) 予想 12.062億ドル 前回 -64.811億ドル
執筆者 : MINKABU PRESS
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