【通貨別まとめと見通し】ランド円
【通貨別まとめと見通し】ランド円
先週のまとめ
先週の南アランド円は12月初旬の9.10円付近から着実に値を切り上げ、現在は強い上昇トレンドの中にある。特に12月29日の安値9.32円から1月2日の終値9.51円にかけての反発が、上昇の勢いを決定づけた。2026年G20サミット(米国開催)からの南ア除外や援助停止を示唆するトランプ大統領の発言により、カントリーリスクが再認識された。南アが国際刑事裁判所(ICC)やパレスチナ問題に関連して米国と対立的な姿勢を強めていることが背景にある。一方で、中東情勢の緊迫化に伴い金やプラチナなどの貴金属価格が急騰。資源国通貨としてのランドには強力な下支えとなった。
テクニカル分析
- **レジスタンス**:9.60円 9.65円
- **サポート**: 9.50円 9.42-9.44円(12月末の抵抗水準)
RSI (14) 75%前後(過熱) 明確に70%を超えてきた。短期的には「買われすぎ」の状態であり、いつ調整が入ってもおかしくない。
MACD 上昇加速 乖離幅を広げながら上昇。トレンドの継続性が強く、押し目があれば買いたい勢力が控えている。
上昇トレンド継続 1月6日に高値9.58円をつけ、直近のレジスタンスを突破。非常に強い形状。
今週のポイント
対米外交リスクという大きな懸念を抱えつつも、「資源価格の高騰」と「高金利」という2つの強力なエンジンによって上昇している。今週の戦略としては、RSIの過熱感から「高値追いは避け、9.50円付近までの調整を待って押し目買い」を見込んでいる。ただし、トランプ大統領からさらなる具体的な制裁発表があった場合、急激な円高(クロス円の急落)に巻き込まれるリスクには警戒を要する。
今週の主な予定と結果
01/08 20:00 製造業生産高 (11月) 前回 1.0% (前月比)
執筆者 : MINKABU PRESS
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