大幅続伸、米国の対ロ制裁強化でロシア離れの動き=NY原油概況
NY原油先物12月限(WTI)(終値)
1バレル=61.79(+3.29 +5.62%)
トランプ米大統領が次回の米ロ首脳会談の中止を発表し、ウクライナ和平期待が後退したことが買い手がかり。トランプ米大統領は先週末、2週間位内に米ロ首脳会談が開催する意向を示していたものの、和平ムードは一変した。米国は対ロシア制裁を強化し、ロシアの石油大手ロスネフチとルクオイルに制裁を科すことも発表した。中国やインドなどロシア産原油の大口の買い手が購入を一時停止すると報道されている。二次制裁のリスクを背景に、中国国営のペトロチャイナ、シノペック、CNOOC、振華石油が海上輸送の原油購入を一時見送る。インドのリライアンス・インダストリーズは、ロシアからの原油輸入を大幅に減らすか完全に停止する方針で、同社の広報担当によるとインド政府のガイドラインに完全に準拠するという。ロシアの石油製品の大口の買い手であるトルコの対応は不明。
時間外取引で12月限は堅調。通常取引開始後は62.20ドルまで上値を伸ばした。2週間ぶりの高値更新。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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