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ダウ平均は反落 EUとの貿易合意も反応鈍い 今週は重要イベント目白押し=米国株概況

株式 

NY株式28日(NY時間16:21)(日本時間05:21)
ダウ平均   44837.56(-64.36 -0.14%)
S&P500    6389.77(+1.13 +0.02%)
ナスダック   21178.59(+70.27 +0.33%)
CME日経平均先物 40840(大証終比:-70 -0.17%)

 きょうのNY株式市場、ダウ平均は反落。日曜日に米国とEUが貿易協議で合意した。市場は朗報と受け止めているものの米株式市場の反応は鈍い。すでに日米の合意でEUとも関税率15%で合意との期待が織り込まれており、その期待通りの内容であった点や、EUにとってはあまり良くない内容との受け止めも出ているようだ。また、今週は重要イベントが目白押しで最高値圏にある米株式市場も上値に慎重になっている模様。

 ストラテジストは「市場心理は強気に傾いているが、株価が過去最高値圏にある中で、ある程度予想されていた内容に反応して買いを進めることには慎重姿勢も見られる」とコメントしていた。

 重要イベントには、複数の主要IT・ハイテク企業の決算、FOMC、8月1日の関税期限、そして、経済指標ではGDP速報値、PCE価格指数、そして金曜日には米雇用統計の発表が予定されている。

 また、決算発表は今週にピークを迎え、S&P500企業のうち150社超が発表を予定。特に注目のマグニフィセント7では、メタ<META>、マイクロソフト<MSFT>、アマゾン<AMZN>、そしてアップル<AAPL>が発表を予定している。AI関連支出に関する企業側のコメントが、年初来のハイパースケーラーの投資が妥当だったかを判断する上で重要なカギとなる。

 ストラテジストは「決算の好結果、貿易関係の進展、IT企業の設備投資に関する前向きな見通し、AIアクションプランの強気トーンがここ数週間の市場の熱気を維持した。今後も多くのS&P500企業が決算を控える中、事前予想が低く設定されていることが投資家心理を支えている一方、株価の反応はいまもなお、ガイダンスに最も強く連動している」と指摘している。「特に貿易関連の見出しが企業業績にどのように影響を及ぼすかが注目されている」とも述べている。

 ナイキ<NKE>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の64ドルから93ドルに引き上げた。22%の上昇余地。

 テスラ<TSLA>が上昇。韓国のサムスン電子と半導体で大型契約を締結した。165億ドル相当の契約となる。マスクCEOはテスラのAI半導体「AI6」について、「サムスンがテキサス州テイラーに計画している工場で製造される予定だ」と投稿した。サムソンにとっては、業績が振るわないファウンドリー(半導体受託生産)事業を後押しする要因となる。

 シェニエール<LNG>やベンチャー・グローバル<VG>、ネクストディケイド<NEXT>など液化天然ガス(LNG)関連銘柄が上昇。日曜日に報じられたEUと米国との貿易協定の合意が材料視されている。

 オランダの半導体製造装置のASML<ASML>がNY市場で上昇。主力顧客である韓国のサムスン電子がテスラ<TSLA>向けAIチップの製造契約を獲得したことが材料視されている。

 バイオ医薬品のアレクター<ALEC>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の2.50ドルから3.00ドルに引き上げた。

 ライフサイエンスのレビティ<RVTY>が決算を受け下落。通期1株利益の見通しを下方修正したことが嫌気されている。

 医薬品のセルキュイティ<CELC>が急騰。乳がん患者を対象とした臨床試験「VIKTORIA-1」(第3フェーズ)のコホートデータを発表。この試験では、実験薬「ゲダトリシブ」と「フルベストラント」を「パルボシクリブ」の有無で比較。有意な改善が示された。

 ITコンサルのアクセンチュア<ACN>が下落。アナリストが投資判断を「売り」でカバレッジを開始し、目標株価を240ドルとした。アナリストの中で唯一の「売り」評価を出しており、240ドルの目標株価もウォール街の中で最も低い水準。

 テキサス・インスツルメンツ(TI)<TXN>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を230ドルに設定した。先週末終値よりも24%高い水準。

 医薬品のギリアド・サイエンシズ<GILD>が下落。アナリストは、同社のHIV予防薬のフランチャイズに対する潜在的リスクが浮上していると指摘。ケネディ保健福祉長官が、保険会社がカバーすべき予防医療措置を決定する諮問委員会の解任を計画していると報じられた。

ナイキ<NKE> 79.24(+2.97 +3.89%)
シェニエール<LNG> 228.48(+3.11 +1.38%)
ベンチャー・グローバル<VG> 15.17(+0.61 +4.19%)
ネクストデケード<NEXT> 11.39(+0.07 +0.62%)
ASML<ASML> 729.99(+18.74 +2.63%)
アレクター<ALEC> 1.76(0.00 0.00%)
リビティ<RVTY> 95.04(-8.63 -8.32%)
セルキュイティ<CELC> 36.79(+23.02 +167.18%)
アクセンチュア<ACN> 277.04(-6.11 -2.16%)
テキサス・インスツルメンツ<TXN> 189.25(+4.26 +2.30%)
ギリアド<GILD> 113.03(-3.17 -2.73%)

アップル<AAPL> 214.05(+0.17 +0.08%)
マイクロソフト<MSFT> 512.50(-1.21 -0.24%)
アマゾン<AMZN> 232.79(+1.35 +0.58%)
アルファベットC<GOOG> 193.42(-0.66 -0.34%)
アルファベットA<GOOGL> 192.58(-0.60 -0.31%)
テスラ<TSLA> 325.59(+9.53 +3.02%)
エヌビディア<NVDA> 176.75(+3.25 +1.87%)
メタ<META> 717.63(+4.95 +0.69%)
AMD<AMD> 173.66(+7.19 +4.32%)
イーライリリー<LLY> 808.11(-4.58 -0.56%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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