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ダウ平均は大幅続伸 トランプ政権が中国に対する強硬姿勢を緩和との報道=米国株概況

株式 

NY株式23日(NY時間16:20)(日本時間05:20)
ダウ平均   39606.57(+419.59 +1.07%)
S&P500    5375.86(+88.10 +1.67%)
ナスダック   16708.05(+407.63 +2.50%)
CME日経平均先物 35490(大証終比:+570 +1.61%)

 きょうのNY株式市場、ダウ平均は大幅続伸。トランプ政権が中国に対する強硬姿勢を緩和するとの報道が流れ、ダウ平均は一時1100ドル超上昇する場面も見られた。

 ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)がホワイトハウス当局者の話として、対中関税について、国家安全保障上の脅威とみなされない品目には35%の関税を課す一方、脅威とみなされる品目には100%以上の関税を課す段階的なアプローチを検討していると伝えた。当局者によると、結果として中国の関税率は全体で50-65%程度になるという。

 また、トランプ政権が投資家を動揺させていた緊張の一部を緩和する動きが出ており、株式市場に安堵感が広がっている。トランプ大統領がパウエルFRBの解任計画を否定。パウエルFRB議長の解任については、法律上ほぼ不可能で、実際の可能性はゼロと考えられていた。

 しかし、トランプ関税をきっかけとした米国離れに市場の焦点があたる中で、売る理由を探していた投資家が敏感に反応していたものと思われる。FRB議長は職務不能の状態や違法行為が立証された場合など、よほどの事がなければ解任できない。

 ほぼ全面高の中、IT・ハイテク株も買い戻しが膨らんでおり、特にテスラ<TSLA>が上昇していることもフォローとなっている。前日引け後に決算を発表していたが、数字自体は冴えない内容で先行きに対する不確実性も指摘していた。ただ、マスクCEOが米政府の業務から距離を置き、経営に集中すると表明したことで買いが優勢となっている。

 決算については、取引開始前にボーイング<BA>やAT&T<T>の決算が発表になっていたが、ボーイングはポジティブな反応を見せている。トランプ関税の影響が不確実なことから、ガイダンスは据え置く企業が多い。ただ、下方修正まではさほど見られておらず、波乱の展開にはなっていない。しかし、今回の1-3月期の決算はトランプ関税が始まった4月2日より前の数字で、今後を占う上であまり参考にならないとの意見も多く聞かれる。

 ボーイング<BA>が決算を受け上昇。売上高が予想を上回ったほか、1株損益およびフリーキャッシュフロー(FCF)の赤字も予想ほど膨らまなかった。

 医薬品のブリストル・マイヤーズ・スクイブ<BMY>が下落。同社の統合失調症治療薬が、使用範囲拡大を目指した臨床試験で、主要目標を達成できなかった。主力薬への転換を目指す計画に打撃を与えている。

 手術ロボットのダヴィンチを手掛けるインテュイティブ・サージカル<ISRG>が決算を受け上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。世界の手術件数やダヴィンチ外科手術システムの導入台数も予想を上回っていた。

 デジタルインフラのバーティブ<VRT>が決算を受け大幅高。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。アナリストからも高評価が聞かれた。

 電力のGEベルノバ<GEV>が決算を受け上昇。電力需要の急増により、ガスタービン製品の納期が大幅に延びていると発表。

ボーイング<BA> 172.37(+9.85 +6.06%)
ブリストル・マイヤーズ<BMY> 48.53(-1.29 -2.59%)
インテュイティブ・サージカル<ISRG> 487.93(+9.19 +1.92%)
バーティブ<VRT> 78.00(+6.18 +8.60%)
GEベルノバ<GEV> 336.09(+10.02 +3.07%)

アップル<AAPL> 204.60(+4.86 +2.43%)
マイクロソフト<MSFT> 374.39(+7.57 +2.06%)
アマゾン<AMZN> 180.60(+7.42 +4.28%)
アルファベットC<GOOG> 157.72(+3.82 +2.48%)
テスラ<TSLA> 250.74(+12.77 +5.37%)
メタ<META> 520.27(+19.99 +4.00%)
AMD<AMD> 90.39(+4.13 +4.79%)
エヌビディア<NVDA> 102.71(+3.82 +3.86%)
イーライリリー<LLY> 829.42(+1.88 +0.23%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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