東京株式(寄り付き)=売り優勢、米関税発動を警戒し再び下値模索
9日の東京株式市場は大きく売り優勢でスタート、寄り付きの日経平均株価は前営業日比483円安の3万2529円と反落。
前日の欧州株市場は主要国の株価が総じて上昇したが、米国株市場では朝高後は次第安の展開となり、NYダウやナスダック総合株価指数など揃ってマイナス圏で引けた。トランプ米政権の中国に対する高関税政策と中国からの報復関税を背景に貿易戦争の世界経済への影響が警戒されている。東京市場では前日に日経平均株価が歴代4位となる1800円を超える上げ幅で切り返したが、再び下値を試す動きを強いられている。相互関税の発動をきょう午後に控えていることもあり、押し目に買い向かう動きも限定的となりそうだ。取引時間中のニュースフローや為替動向、米株価指数先物の値動きなども注目される。
出所:MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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