【本日の見通し】ドル円はやや上値が重いか、今週の一連のイベントにも警戒
【本日の見通し】ドル円はやや上値が重いか、今週の一連のイベントにも警戒
先週末は米指標の弱さもあってドル売り円買いが優勢となった。週明けも流れが継続し、ドル円は上値の重さが意識されている。
関税警戒もドル売り円買いとなりそう。今週2日に関税の発動を控え、トランプ政権は関税強化姿勢を示している。世界的な景気減速への警戒感が円買いを誘う展開。一方関税を受けた米物価上昇圧力が米追加利下げ期待の後退につながるとドル買いとなる。ドル円に関しては円買いの勢いが強そうだが、今後の状況を見極める必要。
今週は金曜日の米雇用統計をはじめ、ISM製造業、非製造業景気指数、JOLTS求人件数など重要な米指標の予定も並んでおり、これらイベントにも警戒、今日は目立った材料がないが、今週この後の指標・関税発動などのイベントを前に警戒感が見られそう。
ユーロドルは先週末の市場で米指標の弱さを受けてドル安となり、1.08台を回復した。リスク警戒のドル買いや物価高警戒のドル買いが強まると再び1.07台トライもありそう。1.0750-1.0850を中心に次の方向性を探る。
ユーロ円はリスク警戒の円買いが重石となっている。この後も円買いがやや優勢と見られ、上値の重い展開。上記のドル買いが見られるようだと、ドル円以上に下げが厳しくなる可能性がある。戻りは162円台半ばあたりが重くなりそう。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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