小幅続伸、自動車関税を嫌気する反応は限定的=NY原油概況
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=69.65(+0.65 +0.94%)
ニューヨーク原油の期近は小幅続伸。トランプ米大統領が輸入するすべての自動車に25%の関税を課す大統領令に署名し、来週には相互関税も発動するが、金融市場全体で貿易戦争の激化を嫌気する反応は限定的だったことが原油相場を支えた。トランプ米大統領は、相互関税について「全ての国が対象だが、極めて寛大なものにするつもりだ。多くのケースで、過去数十年間に我々に課してきた関税より低くなる」と述べた。ただ、米国に対する報復関税が想定されるため、世界経済の下振れリスクは根強く、上値は重かった。
時間外取引で5月限は売り買い交錯。プラス圏とマイナス圏で推移したが、通常取引開始を控えて下げ幅を消した。通常取引開始後に再度売りに傾くと、69.12ドルまで軟化したが、下げは続かず。その後、69.97ドルまで強含みつつ、プラス圏で引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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