小反発、米国とカナダは関税戦争の激化を回避=NY原油概況
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=66.25(+0.22 +0.33%)
米国が始めた関税戦争による景気悪化懸念は引き続き重しだが、報復が報復を生み出すような展開になっていないことは相場を支えた。米国が輸入する鉄鋼製品やアルミニウムに対する25%の関税発動を控えて、カナダのオンタリオ州の首相が米国向けの電力料金に25%を上乗せして請求すると報復を発表すると、トランプ米大統領はカナダ産の鉄鋼やアルミに25%の関税を上乗せする方針を示したが、カナダのオンタリオ州首相が電力料金の上乗せを撤回すると、トランプ米大統領も25%の上乗せを見直すと発表した。
時間外取引で4月限は65.29ドルまで下落した後に切り返すと、通常取引序盤にかけては67.17ドルまで上げた。その後の上値は重く、マイナス転換する場面はあったが、引けにかけてはプラス圏を維持した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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