スミス&ウェッソンが決算受け大幅安 銃器への需要低迷=米国株個別
(NY時間15:28)(日本時間05:28)
スミス&ウェッソン<SWBI> 10.86(-2.77 -20.32%)
銃器やアウトドア用品を手掛けるスミス&ウェッソン・ブランズ<SWBI>が大幅安。前日引け後に8-10月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回ったほか、粗利益率も予想を下回った。業界全体での銃器への需要低迷と値下げなどのプロモーション強化により、同社は厳しい財務状況が生じているようだ。
アナリストは「消費者需要の低迷と、選挙に向けた銃購入の熱狂が一段落したことと相俟って、業績はまちまちとなった」と述べている。アナリストは自身の25年度の業績予想を下方修正している。また、「銃器市場は長年に渡る購入パターン増加の後の消化期に入った可能性がある」とも付け加えた。
(8-10月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.11ドル(予想:0.17ドル)
・売上高:1.29億ドル(予想:1.33億ドル)
・粗利益率:26.6%(予想:29.8%)
・営業利益(調整後):791万ドル(予想:959万ドル)
【企業概要】
米国内外の射撃・狩猟・アウトドア愛好者や警備・軍事機関向けに、火器及び付属品とアウトドア用品を開発・設計・製造・販売し、アフターサービスも行う。短銃やライフルなどの銃と関連用品・ナイフや切削工具などのアウトドア用品を扱う。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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