米10年債利回りが大幅低下 逆イールドが復活=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:26)(日本時間06:26)
米2年債 4.264(-0.109)
米10年債 4.269(-0.131)
米30年債 4.456(-0.132)
期待インフレ率 2.299(-0.056)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で米10年債利回りは大幅低下。トランプ氏が先週末に、迷走していた次期財務長官にベッセント氏を指名すると発表。市場はこの人事を好意的に受け止めている。ベッセン氏は米財政赤字を28年までにGDP比3%に削減。トランプ氏にも追求するよう助言する」と述べていた。
これを受けて米国債は買われ、利回りは大幅に低下している。今週は感謝祭ウィークで月末でもあることから、これまでのポジション調整も活発に出ているようだ。
なお、この日は2年債入札が実施され、最高落札利回りが発行日前利回り(WI)を下回ったことで、利回りは下げ幅を拡大する場面が見られていた。
2-10年債の利回り格差はー1(前営業日:+3)と逆イールドが復活している。
*米2年債入札結果
最高落札利回り 4.274%(WI:4.292%)
応札倍率 2.77倍(前回:2.50倍)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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