円全面高、加藤財務相が円安牽制発言 中国全人代常務委への警戒感から豪ドル下落
円全面高、加藤財務相が円安牽制発言 中国全人代常務委への警戒感から豪ドル下落
円全面高、加藤財務相が「行き過ぎた動きに対して適切な対応を取っていく」と円安を牽制した。また、週末を前に中国株と香港株が下落していることからリスク回避ムードも広がっている。
きょうは全人代常務委員会の最終日となることから、閉幕後の当局の会見への注目が集まっている。トランプ米政権誕生により米中貿易摩擦が激化することから、予想よりも大規模な支援策が打ち出されるとの見方が広がっている。ただ、以前のようにあまりにも期待すると内容次第では失望売りが広がる恐れがある。あす発表される中国10月の消費者物価指数と生産者物価指数への警戒感も高まっている。
中国株安を受け豪ドルが下落、対円では101.40円台まで下げている。対ドルでは0.5%安。時間外で原油と鉄鉱石価格は下げ幅を拡大。原油安は中国懸念もあるが、ハリケーン「ラファエル」の勢力が弱まっていることも売り材料。
執筆者 : MINKABU PRESS
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