【本日の見通し】ドル高円安基調継続
【本日の見通し】ドル高円安基調継続
日本が休場、米国もコロンブスデーで銀行休業日にあたる昨日の市場でドル円は149円98銭まで上値を伸ばした。今日もドル高円安基調が継続と見られ、150円超えが意識されている。
150円ちょうど前後には依然売り注文が残っているが、押し目がかなり小さく、上方向の意識が強いことから、大台に乗せていく可能性が高い。
今日はそれほど目立った指標発表予定がなく、流れが継続する可能性が高い。休場明けの米国勢がドル買いを続けると、150円台後半までの上昇も十分にありそう。
11月5日に迫った米大統領選は依然かなりの接戦。ここにきて接戦州の世論調査でトランプ氏にリードが見られることで賭けサイトなどでトランプ氏がやや優勢となっており、ドル買いの流れにつながっていると見られる。最も接戦州の中でも注目度が高いペンシルベニア州でのトランプ氏のリードは0.3%ポイント、ジョージア州は0.5%ポイントと誤差の範囲で、まだ織り込みが進むほどの流れにはなっていない。
ユーロドルは海外市場で一時1.09を割り込んだ。戻りが鈍く、こちらもドル高が継続か。木曜日のECB理事会での利下げは織り込み済み。今後の利下げ継続に前向き姿勢が示される可能性があり、上値を抑える材料にはなりそう。
ユーロ円は163円台前半推移。ドル円の上昇が支えも、昨日はドル買い主導の動きで動き自体は落ち着いている。この後もしっかりの展開が見込まれるが、ユーロドルでのユーロ売りの勢いが強まるようだと不安定な動きに。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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