【本日の見通し】ドル円しっかり、休場明けの米国勢の動きに警戒
【本日の見通し】ドル円しっかり、休場明けの米国勢の動きに警戒
ドル円は米国市場が休場の中、海外市場で一時147円台を付けるなど、しっかりの展開となった。9月の米連邦公開市場委員会での利下げについて0.25%に留まるとの見方が広がっており、一時強まっていた0.5%利下げを見込むような積極的な利下げ期待を受けてのドル売りに対する調整の動きが広がっている。ただ、148円にかけては売り注文が入っていると見られており、ここからの上トライの勢いがどこまで出るのかの見極めとなっている。
市場は今週末の米雇用統計を意識している、関連指標にも注目が集まっており、本日23時に発表される米ISM製造業景気指数に要警戒。前回はかなり弱く出た同指標。特に雇用部門は約4年ぶりの低水準となった。今回は小幅改善が見込まれているが、予想に反して同指標の弱さが継続するようだと、ドルの買い戻しが一服し反落する可能性がある。
ユーロドルは1.1070前後での推移。一時の下押しが一服も戻りも鈍い。今日も1.10台での推移が見込まれる。
ユーロ円はドル円の上昇にも支えられて162円台後半推移。休場明けの米国勢の動きを受けた株式市場動向などに注意したい。リスク警戒感が強まると調整の動きが広がる可能性がある。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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