東京株式(寄り付き)=反発、パウエル講演前で様子見ムード
22日の東京株式市場は売り買い交錯もやや買い優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は前営業日比81円高の3万8033円と反発。
前日は米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに底堅く、両指数ともプラス圏で着地したものの値幅は限られた。米雇用統計の年次改定では、推定値で雇用者数の下方修正幅が過去15年間で最大となるなど、米経済が想定以上に減速していたとの認識が広がりFRBによる利下げを後押しするとの見方が強まった。ただ、9月FOMCでの利下げはマーケットにほぼ織り込まれている状況で株価の反応は限られた。東京市場でも目先様子見ムードが強く、ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を控えるなか、足もと為替が円高含みに推移していることもあって、日経平均の上値は限定的となりそうだ。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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