【本日の見通し】方向性見極めも、ややドル安方向か
【本日の見通し】方向性見極めも、ややドル安方向か
月曜日に一時141円台を付けたドル円は、昨日東京午前に146円30銭台まで上昇。その後144円台前半を付ける動きも、ロンドン朝に146円台前半に再び上昇するなど、ドル買い円売りが一時優勢となった。その後はドル売りが入り、144円台で東京朝を迎えている。
円キャリートレードの調整がまだ続くとの思惑がドル売り円買いを誘っており、上値が抑えられている。
もっともドル円以外ではドル買いがやや優勢。米雇用統計の弱さを受けて、月曜日は今週にも緊急利下げの噂や、9月に0.5%、11月にも0.5%、12月に0.25%との期待が広がっていた。ただ、さすがに見通しが極端との見方が広がっており、ドルの買い戻しにつながっている。ドル円もこうした動きに下値を支えられている。
上下をトライした後を受けて、今日は方向性を見極める展開。中長期的に円キャリートレードの調整が進む展開の意味は大きく、流れは下方向と見ている。戻り売りの流れを意識している。
クロス円もやや重いと見られるが、米株が落ち着きを取り戻しており、リスク警戒が後退している点はプラス材料。ユーロ円は159円手前がやや重くなるか。
ユーロドルは1.09台を中心とした落ち着いた動きが見込まれる。
MINKABU PRESS 山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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