【本日の見通し】日銀会合にらむ、利上げ議論も実施されるか
【本日の見通し】日銀会合にらむ、利上げ議論も実施されるか
本日は日米の金融政策会合が予定されている。米FOMCは現状維持見通しとなっており、注目は日銀金融政策決定会合。
前回の会合で示された国債買入れ減額の具体的方針については、1-2年かけて現行の月6兆円を3兆円に減額する方針と報じられている。前回会合直後の見通しよりも大きいものの、このところの予想通り。注目は追加利上げがあるかどうか。
もともと国債買い入れ減額との同時の発表は影響が大きくなる可能性があることyは、弱含んでいる消費動向を確認したいとの思惑から国内専門家の見通しは見送りが大勢となっていたが、海外勢を中心に利上げを期待する動きが広がると、直前になって利上げの期待が全般に強まる展開。1日目を終わった時点で、0.25%への利上げを議論と報じられており、期待感が広がっている。議論の上決定するかどうかは以前不透明であるが、昨日ロンドン午前の155円台から米国市場で152円台までの大きな反応を示すなど、期待が強い分、見送りとなった場合はいったん円売りが出そう。実施された場合、すでに下げた後どこまで下げられるかがポイントとなるが、円高圧力の中、もう少しの円買いが期待される。
クロス円も基本的にドル円に同調した動きが見込まれる。ユーロ円は昨日168円に近いところから今朝方164円台を付けてきている。利上げ見送りだといったん大きく円売りとなりそう。利上げ実施の場合は円買いで発表までは難しい動き。
米FOMCがあるとはいえ、今日は円がらみの動きが主導しそうで、ユーロドルなどは落ち着いた動きか。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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