米10年債利回り低下 重要イベント前に様子見気分が広がる=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:30)(日本時間05:30)
米2年債 4.398(+0.015)
米10年債 4.171(-0.023)
米30年債 4.420(-0.033)
期待インフレ率 2.250(-0.004)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは低下。今週のFOMCや米雇用統計の重要イベントを控えて、様子見気分が広がった。先週末にFRBが重要視するインフレ指標である6月のPCEデフレータが発表になったが、予想通りにインフレの落ち着きを示す内容となった。市場は9月のFRBの利下げ期待を変えていない。
今回のFOMCは据え置きが確実視されているものの、市場が期待している9月利下げに向けて何らかのヒントが出るか注目される。しかし、9月FOMCまでにあと2回、消費者物価指数(CPI)が確認できることから、利下げにオープンではあるものの、その可能性を強調はせず、データ次第の姿勢を示すのではとも見られている。
2-10年債の利回り格差は-20(前営業日:-19)と逆イールドは再び拡大が続いている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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