エア・テストが決算受け大幅高 ガイダンスが若干保守的との見方も=米国株個別
(NY時間10:19)(日本時間23:19)
エア・テスト<AEHR> 19.51(+2.67 +15.86%)
半導体のテストおよびバーンイン装置を手掛けるエア・テスト・システムズ<AEHR>が上昇。前日引け後に3-5月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。25年度の通期ガイダンスも公表し、予想を上回る売上高見通しを示した。
同社はまた、インカル・テクノロジー社の発行済み全株式を現金と株式交換で買収するで合意したことも明らかにした。
アナリストは同社のガイダンスを若干保守的と見ているようだ。「電気自動車(EV)の需要が減速し、炭化ケイ素業界の積極的な成長計画に氷が張る原因となった。同社も昨年、顧客に敷物を引っ張られた後、保守的なガイダンスを設定している」と表現している。
(3-5月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.84ドル(予想:0.10ドル)
・売上高:1660万ドル(予想:1545万ドル)
(25年度通期見通し)
・売上高:7000万ドル超(予想:6790万ドル)
【企業概要】
半導体製造業界のバーンイン製品の設計・製造・販売および試験の保守サービスを提供する。複雑なデバイスのバーンイン中に試験を実行し、個別の温度制御を可能にするバーンインテストシステム、ウエハーの接触並行テストなどを取り扱う。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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