米10年債利回り急低下 米CPIが利下げ期待を正当化=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:28)(日本時間05:28)
米2年債 4.511(-0.109)
米10年債 4.206(-0.078)
米30年債 4.414(-0.062)
期待インフレ率 2.250(-0.031)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは急低下。この日の6月の米消費者物価指数(CPI)が予想を下回り、インフレ鈍化を示す内容となった。市場では9月利下げ期待が高まっているが、本日の米CPIはその期待を正当化する内容となった。短期金融市場ではこれまでの年内2回の利下げ期待から、確率はまだ低いものの、3回の可能性も見出している模様。
この日は30年債入札が実施され、最高落札利回りが発行日前利回り(WI)を上回ったことで、利回りは下げ幅をやや縮小する反応が見られていた。
2-10年債の利回り格差は-31(前営業日:-34)と逆イールドは縮小。
*米30年債入札結果
最高落札利回り 4.405%(WI:4.383%)
応札倍率 2.30倍(前回:2.49倍)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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