円金利上昇でも円は下落 20年債利回り2013年以来の高水準、16日の入札控え警戒感高まる
円金利上昇でも円は下落 20年債利回り2013年以来の高水準、16日の入札控え警戒感高まる
円金利上昇でも円は下落している。日銀が国債買い入れ減額に踏み切ったことを受け、きのう国債利回りが急上昇し、円も上昇した。ただ円買いは一時的だった。
債券市場ではきょうも金利が上昇。10年債利回りは0.94%台に乗せ、5年債利回りは0.55%台に乗せている。20年債利回りは1.76%台に上昇、2013年以来の高水準となっている。16日に20年債入札が予定されおり警戒感が高まっているもよう。17日に実施する国債買い入れオペでも減額があるかも注目されている、本日は5年債入札がある。
国債買い入れ減額を受け日銀が金融政策の正常化ペースを速めるとの見方が広まっているが、イエレン米財務長官が介入に後ろ向きな姿勢を示していることから、日米金利差を意識したドル買い・円売りが続いている。ドル円は156.46円まで上昇している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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