アイカーン氏、イルミナへの2回目の委任争奪戦の意向を取り下げ=米国株個別
(NY時間14:39)(日本時間03:39)
イルミナ<ILMN> 134.03(-5.03 -3.62%)
アクティビスト(物言う株主)として知られるアイカーン氏は、遺伝子解析のイルミナ<ILMN>への2回目の委任争奪戦を実施する意向を取り下げたと伝わった。ロイター通信が関係者の話として伝えた。
アイカーン氏は、同社が反トラスト法の規制当局を無視して血液検査のグレイル社の71億ドルの買収を完了させたことは受託者義務に違反するとして訴訟を起こしている。
委任状争奪戦を通じて同社の取締役に1名を送り込んだが、その後、同社が買収したグレイル社を売却する意向を示し、反トラスト法の裁定を遵守する措置を取ったことから、新たな2回目の委任状争奪戦にほとんど価値がないと判断したという。
【企業概要】
世界の学術機関・病院・製薬・バイオテクノロジー会社等の研究・臨床現場顧客向けに、遺伝子・ゲノム解析のためのソリューションを提供する。シーケンシングとマイクロアレイシステム、消耗品、解析ツールを統合し、遺伝子解析を迅速化・簡素化し、サービスを提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。