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NYCBが下落 本日増資完了も前途は多難=米国株個別

株式 

(NY時間15:22)(日本時間04:22)
NYCB<NYCB> 3.27(-0.16 -4.53%)

 ニューヨーク・コミュニティー・バンコープ(NYCB)<NYCB>が下落。本日10億ドルの資金調達が完了する予定だが、同銀はまだ厳しい決断を迫られ、その道はしばらく平坦ではないとの指摘がアナリストから出ている。

 ムニューシン前財務長官は、既存株主の大幅な希薄化と、同氏の投資コンソーシアムへの近い将来の高配当という代償を払って、同銀に10億5000万ドルと新しいCEOを迎える取引を発表した。ただ、同銀は救済されたいま、問題はその収益だとアナリストは指摘している。

 同アナリストは2024年には赤字になると予想しており、その後に同銀が利益を上げられるかどうかは、融資残高をどう整理するかにかかっているという。同行のエクスポージャーはテナントに優しい法律で、家賃が規制されているニューヨーク市のアパートメント・ビルに集中している。

 同銀は今週、昨年度の年次有価証券報告書を提出し、投資家は融資の状況に関する追加情報を得ることになる。さらに詳しい情報は、4月の決算報告時に明らかになるだろう。

 今回の10億ドルの資本注入は、同銀の自己資本を規制当局が期待する水準まで引き上げるか、あるいは脆弱な商業用不動産向け融資に対する引当金に適用することができる。同銀が資本と引当金をどのように使い分けるかは、アナリストの間でも議論があり、今後の収益に影響を与えそうだ。

 同アナリストは、1-3月期に約3億8000万ドルを投入し、引当金を10-12月期の1.2%以下から1.5%まで引き上げ、4-6月期までにそれは1.65%まで増加すると見込んでいる。他のアナリストは、それよりも若干大きくなると予測しているようだ。

 同銀が融資を整理するもう1つの方法は、一部を売却することだ。アナリストは同銀の総貸付残高850億ドルのうち、約240億ドルが売却またはリスク移転の候補になると考えているという。ローン売却は規制当局の目には同銀の資本を増加させるだろうが、収益は減少する。

【企業概要】
 ニューヨーク都市部をはじめとする米国北東部や南西部などで、一般銀行商品とその他の商品・サービスを提供する銀行持株会社。預金商品の提供のほか、集合住宅向け融資、住宅ローンの組成とサービシング、倉庫貸付等に取り組む。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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