バイキング、減量薬への期待で株価上昇続く=米国株個別
(NY時間11:54)(日本時間01:54)
バイキング<VKTX> 88.49(+3.27 +3.83%)
バイキング・セラピューティクス<VKTX>が続伸。一旦100ドル近くまで上昇したものの、その後は75ドル付近まで下落した後、また、買い戻されている。上値期待は根強く、目先は100ドル台に乗せてくるか注目される。
減量薬への期待で株価は急上昇が続いている。同社が開発中の抗肥満薬の臨床試験(第2フェーズ)のデータを発表してから約1週間が経過したが、投資家がデータの解析を続ける中、期待感は根強いようだ。
さらなる研究が進行中ではあるが、同社の薬品はより忍容しやすくなる可能性を示唆しており、この情報は有望だという。患者がノボ・ノルディスク社の「ウェゴビー」やイーライリリーの<LLY>の「ゼップバウンド」のような薬の服用を止める例が出ているが、理由の1つは吐き気や胃腸障害などの副作用があることだ。一方、同社の臨床試験の患者は、投与量を素早く増やし、体重をより早く減らすことができているとアナリストは指摘している。
同社の薬品はノボ・ノルディスク社やイーライリリーと共に市場に参入するか、大手製薬会社に買収される可能性があるという。
【企業概要】
代謝及び内分泌疾患のための新規治療法の開発に焦点を当てるバイオ医薬品会社。非アルコール性脂肪性肝炎や高LDL-コレステロール、2型糖尿病、X連鎖性副腎白質ジストロフィー等の治療法を開発する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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