続伸、米石油在庫の取り崩しが鮮明に=NY原油概況
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=73.86(+0.55 +0.75%)
ニューヨーク原油の期近は続伸。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、寒波の影響で減少した原油生産量が回復し、原油在庫は増加した一方、製品在庫が取り崩されたことが買い手掛かり。戦略石油備蓄(SPR)を除く原油と石油製品在庫の合計は、12億2706万3000バレルまで減少し、2022年12月以来の低水準となった。例年、この時期の需要は弱いものの、石油製品需要は日量2022万7000バレルと底堅く推移している。
時間外取引で3月限は73.23ドルまで軟化したが、マイナス圏での推移は一時的。通常取引開始を控えて74.22ドルまで強含んだ。通常取引開始後は時間外取引の値幅を維持しつつ、プラス圏でしっかりと推移した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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