急反落、米CPIを嫌気し6月以来の安値を更新=NY原油概況
NY原油先物1月限(WTI)(終値)
1バレル=68.61(-2.71 -3.80%)
ニューヨーク原油は急反落。11月の米消費者物価指数(CPI)の結果を手掛かりに、高水準の政策金利に据え置かれる期間が長引くとの警戒感が強まった。世界最大の石油消費国である米国の景気悪化や需要下振れ懸念が再び広がっている。11月の米CPIのコア前年比は+4.0%と前月から横ばいで、鈍化傾向が一巡している。13日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて、タカ派的な据え置きが続くとの警戒感が強まった。
時間外取引で1月限は71.96ドルまで堅調に推移したが上値は伸びず。通常取引開始を控えて売りが強まると下げが加速し、68.22ドルまで下落した。中心限月として今年6月以来の安値を更新。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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