アジア株 豪州株は下げ縮小 豪中銀5会合ぶりに利上げ再開も「噂で売って事実で買い戻す」な展開
アジア株 豪州株は下げ縮小 豪中銀5会合ぶりに利上げ再開も「噂で売って事実で買い戻す」な展開
東京時間14:00現在
香港ハンセン指数 17679.35(-287.24 -1.60%)
中国上海総合指数 3047.60(-10.82 -0.35%)
台湾加権指数 16656.78(+7.42 +0.04%)
韓国総合株価指数 2433.64(-68.73 -2.75%)
豪ASX200指数 6985.40(-11.99 -0.12%)
インドSENSEX30種 64763.27(-195.42 -0.30%)
アジア株は総じて下落、調整売りに押されている。
韓国株は大幅反落、きのうは空売り禁止を受け大幅上昇し過去最大の上げを記録した。素材やエネルギー、銀行、ハイテク、医療品など幅広い銘柄が下落している。きのう一時12%近く上昇した原材料メーカーのSKCは6.9%安。
上海株は下げ幅をやや拡大、10月貿易統計で輸出が-6.4%と予想(-3.5%)以上に減少したことが懸念されている。
今週は10月の消費者物価指数と生産者物価指数が発表される。豚肉価格の下落を受けデフレに逆戻りすることが予想されている。生産者物価指数は前回から下落幅が拡大する見込み。
豪州株は下げ幅を縮小。きょうの豪中銀理事会では予想通り政策金利を5会合ぶりに引き上げた。ブロック総裁にとって初めての利上げとなる。声明ではインフレはピークを過ぎたものの依然として高すぎると指摘。ここ数カ月間のインフレ圧力は予想していたよりも持続していることが判明したと明かした。5カ月ぶりの利上げだが、典型的な「噂で売って事実で買い戻す」な反応。もっとも引き締め長期化は懸念されているほか、インフレデータ次第では追加利上げの可能性も残っている。為替市場では豪ドルは対主要国通貨で下落。こちらは「噂で買って事実で売る」な展開。
ゼロやウィービットナノ、ワイズテックグローバルなどハイテク関連が総じて上昇。コミュニケーションサービスや医療品、公益関連の一角も買われている。一方、金融と不動産株は下落。原油安を受けエネルギー関連も総じて下落している。
執筆者 : MINKABU PRESS
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