米クッシングの原油在庫はタンクボトムに接近、現物受け不能に怯える?
今週の米エネルギー情報局(EIA)の週報で受け渡し地である米オクラホマ州クッシングの原油在庫は2195万8000バレルまで減少し、昨年7月以来の低水準となった。複数のパイプラインが通過するこの地域では操業に必要な在庫の最低水準があるとみられており、一般的にタンク・ボトムと言われているが、この水準が2000万から2500万バレルとみられている。タンク・ボトム以上に原油在庫を取り崩すことは難しく、現物を受けようとしても受けられない水準が近づいている可能性がある。
時間外取引でニューヨーク原油11月限は一時95.03ドルまで上昇。年初来高値を塗り替えた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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