アームが好調なスタート 一時61.99ドルまで上昇=米国株個別
この日にナスダックに上場したソフトバンクG<9984>傘下のアームADR<ARM>の取引が先ほど寄り付き、初値は56.10ドルとIPO価格の51ドルを10%上回って取引を開始した。その後も買いが膨らみ、一時61.99ドルまで上昇している。
1株47-51ドルのレンジ上限で9550万株の米国預託証券(ADS)を売却。ブルームバーグが関係者の話として伝えたところによると、前日水曜日の最終的な価格決定会議では、何人かの銀行家や経営幹部が市場価格よりも高い価格設定を主張したが、ソフトバンクGの孫会長兼社長は1億ドル程度の追加収入のために健全なデビューを危険にさらす価値はないと述べたという。
IPOの投資家には同社の大口顧客も含まれており、インテル<INTC>、アップル<AAPL>、エヌビディア<NVDA>、サムスン電子、台湾TSMCのために7億ドル以上の株式を確保した。ソフトバンクGは現在もアームの株式の90%を保有。
アームの上場は2021年10月に電気自動車(EV)メーカーのリビアン<RIVN>が137億ドルで公募して以来、米国では最大規模となる。
(NY時間12:48)
アーム<ARM> 60.14(+9.14 +17.92%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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