ロッキードが下落 TR-3搭載のF-35戦闘機の最新バージョンの納入遅延=米国株個別
ロッキード・マーチン<LMT>が下落。F-35戦闘機の最新バージョンが早くても来年4月まで、遅ければ6月まで納入されないと米国防総省が発表した。同社は以前、最新ハードウエア「TR-3(テクニカルリフレッシュ3)」を搭載したF-35の最初のバージョンが今年12月に引き渡されると自信を示していた。
TR-3搭載のF-35がより正確に武器を搭載し、敵機や防空に関するより多くの情報を収集できるようになるには、新しいコックピット・ハードウェアが完全に機能するようソフトウェアのアップグレードが必要。このアップグレードによって、現在のF-35の能力よりも処理能力が37倍、メモリが20倍向上する。
米国防総省は声明で「われわれはTR-3計画で大きな進歩を遂げたが、飛行試験中にTR-3ソフトウェアの成熟度に関する課題を経験した」と述べた。ロッキードは声明で「F-35にこの重要な戦闘能力を提供するために、サプライヤーから必要なハードウェアを受け取ることに集中している」と述べた。
(NY時間12:38)
ロッキード・マーチン<LMT> 427.20(-17.99 -4.04%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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