東京株式(寄り付き)=売り先行、米株安受けリスクオフ継続
17日の東京株式市場は売り先行で始まり、寄り付きの日経平均株価は前営業日比144円安の3万1621円と続落。
前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに下落、米長期金利の上昇を背景にハイテク系グロース株の下げが目立つ展開だった。発表された7月開催分のFOMC議事要旨が9月以降の追加利上げを示唆するもので、FRBによる金融引き締め長期化に対する警戒感が買いを手控えさせた。これを受け東京市場でもリスクオフの流れが継続している。中国景気の減速懸念が高まるなか、中国株や香港株の下落が続いていることも投資家心理を冷やしている。ただ、日経平均は前日に先物主導で470円あまり水準を切り下げており、その分だけ下値抵抗力を発揮しやすい面もある。外国為替市場で円安が進んでいることは輸出ハイテク株やインバウンド関連株に追い風となりやすい。
出所:MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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