メタが決算受け時間外で４％上昇 引き続き広告収入の回復が示される＝米国株個別

　メタ・プラットフォームズ＜META＞が引け後に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。第１四半期に引き続き広告収入の回復が示された。ガイダンスも公表しており、第３四半期の売上高は予想を上回る見通しを示している。

　同社は短編動画のリールに経営資源を傾けている。このフォーマットは利用者を増やすことに成功し、２０２２年に業界全体で広告予算が引き締められた後の回復に一役買っている。

　ザッカーバーグＣＥＯが「効率化の年」と呼んだように、同社は何千人もの雇用とチームを削減してきた。また、人工知能（ＡＩ）にも多額の投資を行い、コンテンツと広告の両方でユーザーの興味に合わせた推奨を行うためにこの技術を利用している。

　時間外で株価は４％上昇。

（４－６月・第２四半期）
・1株利益（調整後）：2.20ドル（予想：2.01ドル）
・売上高：320.0億ドル（予想：310.6億ドル）
　　広告収入：315.0億ドル（予想：304.3億ドル）
・営業利益率：29％（予想：30.4％）
・月間アクティブユーザー：30.3億人（予想：30.0億人）
・１日アクティブユーザー：20.6億人（予想：20.3億人）
・広告インプレッション数：+34％（予想：+17.8％）
・平均広告単価：-16％（予想：-11.2％）

（７－９月・第３四半期見通し）
・売上高：320～345億ドル（予想：312億ドル）

（通期見通し）
・総費用：860～910億ドル（従来：860～900億ドル）（予想：883億ドル）
・設備投資：270～300億ドル（従来：300～330億ドル）（予想：317億ドル）

(NY時間16:41)　時間外
メタ・プラットフォームズ＜META＞　311.01(+12.44 +4.17％)

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美