続伸、米インフレ鈍化で4月以来の高値を更新=NY原油概況
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=76.89(+1.14 +1.50%)
ニューヨーク原油は続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月は1.14~1.22ドル高。その他の限月は0.22~1.22ドル高。
米消費者物価指数(CPI)に続き、米生産者物価指数(PPI)が一段と鈍化したことで、米追加利上げ観測が後退した。さらなる金利上昇による米景気悪化や需要下振れ懸念が後退している。6月の米PPIは総合・前年比が+0.1%まで鈍化し、2020年以来の低水準を更新した。主要産油国の生産調整もあって、北半球の夏場の需給が引き締まる見通しであることも支援要因。
時間外取引で8月限は前日終値付近で小動き。通常取引開始後は売り買いが交錯しつつも買いが優勢となり、77.33ドルまで上値を伸ばした。4月以来の高値を更新している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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