反発、米債務上限停止法案が下院を通過=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=70.10(+2.01 +2.95%)
ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月は1.96~2.01ドル高。その他の限月は0.11ドル安~1.89ドル高。
米債務上限停止法案が下院を通過したことで、政府資金が欠乏し米経済が混乱する可能性が低下したことが買い戻しを誘った。米国が債務不履行に陥るとされる6月5日までには上院で採決が行われ、成立する見通し。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で製油所稼働率が今年最高水準である93.1%まで上昇し、ドライブシーズンの燃料需要が高まる兆候があることも支援要因。
時間外取引で7月限は上値が重い。プラス圏で推移する場面はあったが、通常取引開始を控えて売りに押された。ただ、通常取引が始まると買い戻しが強まり71.07ドルまで上昇した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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