【これからの見通し】英中銀金融政策、米PPI、米債務上限問題など材料多し
【これからの見通し】英中銀金融政策、米PPI、米債務上限問題など材料多し
昨日には注目の米消費者物価指数(CPI)が発表された。前年比+4.9%とわずかに前回値を下回った。最近の注目であるスーパーコアも鈍化傾向が示された。米債利回り低下とともに為替市場はドル売りに反応した経緯がある。これを受けて、次回6月FOMCでの金利据え置き観測が9割を超えている。利下げ開始時期についてはまだ今後のデータ次第の面があるものの、目先の見通しはこれで落ち着いたようだ。
きょうは米生産者物価指数(PPI)が発表される。前年比およびコア前年比の伸び鈍化が予想されており、前日の米CPIを受けた相場の流れに沿ったものとなりそうだ。
新たに注目されてきたのが米債務上限問題だ。きょうもイエレン米財務長官が早期の解決を求める発言を繰り返している。毎年のこととはいえ、米国債の信用にかかわる問題であるだけに、解決が遅れれば米国売りの動きが広がる可能性もある。バイデン米大統領の柔軟な姿勢が求められるところだ。
この後のロンドン市場では、米金融政策委員会(MPC)が金融政策を発表する。市場では25bp利上げがコンセンサスとなっている。今回はいわゆるスーパーサーズデーの回で、議事録、四半期金融政策報告、ベイリー総裁会見などが発表・実施される。今後のインフレ見通しがポイントとなりそうだ。従来みられていたよりも、インフレ圧力の粘着度が高いことから、今後の利上げ継続が長引く可能性を市場はみているもよう。また、いつも通りに金融政策決定についてのメンバーの票割れについてもチェックしておきたい。
その他の経済指標発表は、米新規失業保険申請件数(04/30 - 05/06)が予定されているくらいだ。発言イベント関連では、デコス・スペイン中銀総裁、シュナーベルECB理事、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、ウォラーFRB理事などの講演やイベント参加が予定されている。米30年債入札(210億ドル)が実施される。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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