エアビー&ビーが決算受け大幅安 見通しを嫌気=米国株個別
民泊を中心とした旅行サイト運営のエアビー&ビー<ABNB>が大幅安。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ブッキングも予想を上回るなど好調な内容となった。25億ドルの自社株買いも発表している。
ただ、株価は冴えない反応。第2四半期の売上高見通しが予想を下回ったことが嫌気されている模様。ブッキングの見通しも売上高の伸びよりも低いとの見通しも示している。また、2023年通期のEBITDAの見通しは2022年度並との見通しも示した。
アナリストは「主な懸念事項は、宿泊と体験の成長鈍化、上半期のマーケティング費用の増加、需要喚起のための価格引き下げの取り組みだ」と指摘したうえで、「ただし、第3四半期に向けては成長が加速すると見込んでいる」とも述べた。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.18ドル(予想:0.17ドル)
・売上高:18.2億ドル(予想:17.9億ドル)
・EBITDA(調整後):2.62億ドル(予想:2.59億ドル)
・グロスブッキング:204億ドル(予想:201億ドル)
・1泊当たりグロスブッキング:168.43ドル(予想:164.50ドル)
・FCF:15.8億ドル(予想:10.2億ドル)
(4-6月・第2四半期見通し)
・売上高:23.5~24.5億ドル(予想:24.2億ドル)
(NY時間09:57)
エアビー&ビー<ABNB> 111.77(-15.30 -12.04%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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