マクドナルドが決算発表 北米と日本か好調 株価は小幅高=米国株個別
マクドナルド<MCD>が取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。米国での戦略的なメニューの値上げと既存客数の増加により恩恵を受けた。海外市場も主要5地域およびその他の市場の大半で好調だった。特に日本が牽引し、全地域で既存店売上高が好調であったとしている。
ケンプシンスキーCEOは声明で「厳しい事業環境の中で同社ブランドに対する顧客の需要は引き続き堅調に推移している」と述べた。
今回の決算はインフレに直面した同社の事業、そして米国の路面店の回復力を示している。同社は米国における戦略的なメニューの値上げ、デジタル販売とデリバリーの成長から利益を得た。ビッグマックは消費者に景気の先行き不透明な時期に提供される価値ある商品と見なされている。
構造改革費用により1株0.18ドルの利益の下押し生じた。コスト削減と意思決定の迅速化を図るため、同社は今年初め、数百人の従業員の解雇を含むリストラを発表したほか、一部スタッフの給与を削減した。
ただ、株価は小幅安での推移。
(1-3月・第1四半期)
・既存店売上高:12.6%(予想:8.2%)
米国:12.6%(予想:7.5%)
海外直店舗:12.6%(予想:9.1%)
海外ライセンス:12.6%(予想:10.2%)
・1株利益(調整後):2.63ドル(予想:2.31ドル)
・売上高:59.0億ドル(予想:55.7億ドル)
・営業利益(調整後):25.3億ドル(予想:24.5億ドル)
(NY時間10:44)
マクドナルド<MCD> 291.05(-2.15 -0.73%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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