12日までの週は米株主導で世界の株式ファンドに資金流入=米国株
米大手銀のストラテジストによると、12日までの週は世界の株式ファンドに資金が流入し、米国株ファンドがこれを主導したと述べた。EPFRグローバルのデータを引用。
12日週には世界の株式ファンドに差し引きで約39億ドルが流入、米株ファンドは49億ドルの流入だった。欧州株ファンドからは11億ドルが流出した。一方、マネー・マーケット・ファンド(MMF)は516億ドルの流入、債券ファンドは23億ドルの流入だった。
同ストラテジストは、投資家が金利低下見通しとリセッション(景気後退)の影響を考慮する中で、自身は忍耐強い弱気派に留まっていると説明。引き続き、S&P500株価指数の4100-4200の水準での売りを推奨している。
同ストラテジストは米国以外の資産を選好し、金利上昇を背景に米国外の循環的バリュー銘柄、特に欧州、日本、新興市場の銀行が、米国の継続的成長銘柄をアウトパフォームするとの見方を示した。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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