午前の円売りが一服し、午後は落ち着いた動き=東京為替概況
午前の円売りが一服し、午後は落ち着いた動き=東京為替概況
東京外為市場終盤は午前の円売りの動きが落ち着いた。ドル円は、午前に国内輸入企業からとみられる買いで、17日以来2週間ぶりのドル高・円安となる133.51付近まで一時水準を切り上げた。今日は月末・年度末のため実需絡みとみられる取引が活発だったほか、日経平均やアジア株が堅調に推移していることもリスク選好の円売りを誘った。
しかし、午後にかけては円売りの動きが一巡し、午前の上げを帳消しにする場面があった。その後は、日本時間今晩に発表される2月の米PCEデフレータなどの結果を見極めたいとの見方から様子見ムードが広がり、132円台後半から133円ちょうど付近で小動きとなった。
ユーロ円は、午前の円安局面で昨年12月20日以来およそ3カ月ぶりの高値水準となる145.67付近まで上昇。午後は動きが落ち着き、144円台後半の上値の重い展開となった。
昨日の海外市場で1.0926付近まで上昇したユーロドルは、午前に前日高値に顔合わせする場面があったものの、上げは持続せず、午後は1.09台を割り込んでいる。
MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。