日本CPIが41年ぶり高水準も市場予想は下回る 円売りでドル円134.50円台を回復
日本CPIが41年ぶり高水準も市場予想は下回る 円売りでドル円134.50円台を回復
本日の日銀次期総裁候補の植田氏への所信聴取と日本のCPI発表を前に円買いが優勢となり、ドル円は一時134.29円まで下落していた。ただ、その後発表された日本CPIを受け円がやや売られており、ドル円は134.50円台を回復している。
日本の1月の消費者物価指数(生鮮食品を除くコア)は+4.2%と、前月の+4.0%から伸びが加速したものの、BBG予想中央値の+4.3%は下回った。ただ、41年ぶりの歴史的な上昇率を記録したことで、日銀の政策修正への思惑は広がっている。
引き続き円安や原材料価格の高騰、価格転嫁で食料品やガス・電力などのエネルギー価格が上昇した。生鮮食品エネルギーを除くコアコアCPIは+3.2%と、1990年3月以来の高い伸びを記録した。

執筆者 : MINKABU PRESS
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